ゲイの道を選択しなかった、バイ

ゲイの道を選択しなかった、バイ

こんにちは!RELUCKの陸斗です。

本日の記事は「ゲイの道を選択しなかった、バイ」です。

ゲイに産まれたものはゲイの道を進む。
バイに産まれたものは?

結婚して子供を作る?
独身を選択してゲイと遊ぶ?
それとも…?

僕の友人やRELUCKに来てくれる方にはバイの方が多くいます。
・既婚者でありながらゲイと遊ぶ人
・結婚してすぐ離婚してゲイと付き合った人
・ゲイと付き合っていたが、分かれて半年で女性と結婚した人

表にも裏にもひっくり変えることができる中でなにを思ってそれを選択するのか。

今回の話は身近なバイが結婚を選択したことに少しモヤモヤを感じる僕の話。
どちらでもいいならなぜそっちを選択したの?

さてどうぞご覧くださいませ!

RELUCKに来てくれたとある訪問者

先日とある既婚者とお茶をする機会があった。
この記事では彼をS君と呼ぶことにする。
30歳前半の大人しく、はにかんだ笑顔が特徴的なS君、2カ月前にRELUCKにきてくれた。

お客様のことは大体覚えている。ただS君のことは特によく覚えていた。
S君は帰り際に既婚者であることを言い、面を食らった記憶があるからだ。
最初にゲイって言ってたから、プレイ的に大丈夫やったんかな?って。

※RELUCKでは最初にセクシャリティ(ゲイ・バイ・ノンケ)か伺っております。

「会ってくれませんか?」

そんなS君からRELUCK公式アカウントへメッセージが届く。
出張で大阪へきているが予約が満了だったので、、閉店後でもよかったら会ってくれませんか。
非常に謙虚なLINE内容だった、部屋の掃除も手伝いますとも書いてあった。
僕自身、既婚者の話に興味があったので、会うことにした。
マッサージではなくお話がしたいとのことだったので、近くのカフェに行くことにした。

時刻は23時。夜中の2時までやっているおしゃれなカフェへと向かう。

話がしたいと改めて言われるとなんだか斜に構えてしまった。
既婚者からの相談かな?離婚したいとか?
そんなこと相談されたら、なんて答えてあげたらいいのだろうか。
なんて想像しながらカフェへ歩いていたら待ち合わせの時間を過ぎてしまった。

既に待ち合わせ場所にS君はいた。
「ありがとうございます。」そう言ってS君は恥ずかしそうに、はにかんだ笑顔を見せた。

カフェでお話

カフェに入り、席に着く。
昼はカフェだが、夜はお酒も提供している。カフェとバーを合体させたようなおしゃれなお店だった。
お酒を飲んでもよかったが、お互いお酒もそんなに強くなかったので、コーヒーとケーキのセットを頼んだ。

陸斗「さて…とりあえず久しぶりなのかな?」

S君「僕のこと覚えてますか?」

陸斗「もちろん。去り際に既婚者って言い残していったからね。笑」

そしてS君は既婚者であることを再度話し、1歳の子供がいることも教えてくれた。
子供もおったんかい。笑

その後も色々な話をした。家族構成や血液型、地元の話、そしてセクシャリティの話をした。

小学生くらいから男をそういう目で見ていた。

ゲイという自覚はあったが、岡山が地元で田舎ということもあり、なかなかそういう機会がなかった。
ただし発展場には東京出張に行った時に3回くらいある。

初めての事や、いけない事をしている状況に興奮するタイプで、
現在の結婚相手との行為も、そんなバフによりなんとか終えることができたらしい。

エロビデオはゲイ物は見たいけど、見ないようにしている。
見すぎると、奥さんとの行為が本当にできなくなってしまうから。

聞く限りゲイ寄りのバイと言ったところか?
結婚した理由は、その女性ならそんな自分でも一緒にいることができるんじゃないかと思ったと。

すごく素敵な話だと思った。
同時に自分にもそう思える女性がいれば結婚した世界線あったのかなって思った。
自分はゲイだからそんな世界線は鼻から存在しないと思っていた。根幹が揺らいだ気がした。

なぜだかわからないがなんだかモヤモヤした。

堂山を案内した。ゲイの世界を案内した。

僕たちは1時間ほど話した後、大阪のゲイタウン堂山へ向かうこととした。
堂山はここから歩いて5分くらいのところにあった。
堂山へ案内する提案をした時、S君はノリノリのように見えた。
堂山へ行きたかったのか、それとももう少し僕と話したかったのか。
僕はなぜ堂山を案内しようとしたのか自分でよくわからなかった。

この日は日曜日の夜だった。いや日付が変わり月曜日の深夜となっていた。
土曜日の夜であれば、楽しそうに騒いで飲んでいるゲイが多い町だが、この日は当然静かだった。

ゲイのイベントが開催されているエクスプロージョンの前を通った。
エクスプロージョンの前にあるフライヤーを見せてあげた。

ゲイバーが多く入っているビルの前を通った。
連なるゲイバーの標識を見せてあげた。これ全部ゲイバーだよって。笑

中には入らなかった。翌日も5時起きだということなので
僕は彼をホテルへ送ることにした。

モヤモヤの正体

ホテルへの向かう際には他愛もない話をした。

陸斗「子供が大きくなったら見せてね笑」

さすがに1歳を連れてはこれないだろうけど、もう少し大きくなったら見せてほしいと思った。
僕は子供を産めないけど、別に子供が嫌いなわけではない。

S君にもしも子供がいなかったら、
「離婚してゲイの世界にきなよ。」
そんな冗談を投げかけていたかもしれない。

でもそんな言葉はかける気はしなかった。
子供がいる以上、後戻りはできないと思ったから。

もしもその女性がいなかったら結婚せずに、ゲイの世界で生きていた?
S君がゲイの世界に興味をもっているのを感じた。
10回に9回はゲイの世界を選択するような、
だけど残念ながらこの世界線はゲイを選択しなかった1回だったような気がした。
そう考えると余計に胸の中のモヤモヤが大きくなった。

今日はありがとうございました。」
そう言ってS君は暗くなっていたホテルのロビーへ消えていった。

どっちでもいいならさ、どうしてそっち側を選んだの?
そっちを選ぶことが、自分の人生を否定されたなんてことは思わないけど。
ゲイの世界悪くないよ?楽しい世界だよ?

そうか僕はS君に後悔してほしかったんだ。
堂山を案内して、楽しい世界を見せて、ゲイの道を選ばなかったS君に後悔してほしかったんだ。
そう、これはエゴだ。自分本位で性格の悪い僕のエゴだった。

モヤモヤの謎が解けたはずなのに僕の心が晴れることはなかった。

最後に

実はこの記事書くのに2カ月くらいかかりました。
なんだかすごく難しかったです。このモヤモヤが一体どういう気持ちなのか。
分解して分解して、やっと文章にできました。

人生が一回きりだからさ、後悔のないように全て正解を選択していきたいよね。
でも正解なんてないのが人生だから、結局自分で折り合いつけるしかない訳よ。
自分の人生が正解と思うには、このゲイの世界の楽しい部分だけを見ていればいいと思っている。

既婚者バイにも選択肢がある分その苦悩は2倍あると思う。
世間体や子供が好きだから、そんな理由で結婚する人もたくさんいると思う。
バイの人だって大変だよね。

自分が結婚や子供ができるなんてそんなファンタジーの世界だと思って、想像なんてできないから、
RELUCKにきてファンタジーの世界聞かせてほしいな。
対価にはゲイの世界、見せてあげるからよ。笑

以上!「ゲイの道を選択しなかった、バイ」でした。

お読みいただきありがとうございました!